ラグビー
先月6日の関東大学対抗戦最終戦で青学大と対戦した慶大は51―20で勝利し、5位でリーグ戦を終えた。慶大は前半開始早々の5分に青学大にトライを奪われるも、すぐさまPGとトライで逆転に成功。その後再び青学大に逆転のトライを許すなど、試合は点を取っては取られのシーソーゲームだった。

前半を17―20の3点ビハインドで折り返し後半に入ると、慶大はSO矢川(環4)の的確な判断で完全に流れをつかみ、連続で4トライをあげて勝負を決め、全国大学選手権へと駒を進めた。

迎えた先月13日の全国大学選手権の初戦の相手は関西リーグを制した同志社大だ。勢いに乗る同志社大に対して慶大は守備のミスが目立ち、相手のバックス陣に立て続けにトライを許す。後半に入って慶大は積極的に選手を入れ替えて流れを変えたいところだったが、トライを1つ奪っただけで、試合はは8―36と大敗した。

準決勝進出のために負けられない慶大は先月20日、大東大と対戦した。前半、慶大はハンドリングミスやパスミス、反則などを連発。ゲームをコントロールできず、4トライを奪われ、前半を0―28で折り返す。後半は相手陣内に攻め込むも、前半同様のミスを繰り返し、最後まで自分たちのラグビーをできずに試合終了。14―40で敗北し、この時点で大学選手権準決勝進出を逃した。

準決勝進出は逃したが、今シーズン最後の試合を有終の美で飾りたい慶大は先月27日、関東大学対抗戦で勝利した筑波大と対戦した。日本代表の福岡堅樹を中心に、強力なバックス陣をそろえる筑波大の多彩な攻撃に慶大は苦しめられる。結局試合全体を通して10トライを奪われ、スコアは7―64と完敗。今シーズンの慶大の闘いは終わった。
(鈴木智博)