慶應義塾は今月14日、第20回慶應医学賞の受賞者を発表した。受賞したのは東京工業大学栄誉教授の大隅良典氏とワシントン大学(セントルイス)教授のジェフリーI・ゴードン氏。

2人はそれぞれ「オートファジーの分子機構の解明」、「ヒト腸内細菌の病態生理的意義」という研究テーマで受賞した。受賞者には賞状とメダル、賞金1000万円が贈呈される。

慶應医学賞は1996年に創設。医学・生命科学の領域で、顕著かつ創造的な業績を挙げた研究者を顕彰している。過去には本賞受賞者から6人のノーベル賞受賞者を輩出するなど、医学界では最も権威の高い賞のひとつとして知られている。

授賞式および受賞記念講演会は11月25日に慶大信濃町キャンパス北里講堂で行われる予定だ。