慶應義塾は6月13日、創立150年記念講演会「学問のすゝめ21」を、8月から東京や福岡など全国13の会場で開催すると発表した。

講演会では、慶應義塾で活躍する研究者や慶應を卒業した塾員が、暮らしを取り巻く様々な課題を複数の視点から語る。参加者自らの新たな「発見」と「ひらめき」を喚起し、福澤諭吉の志を現代に生かすなど、慶應義塾ならではの講演会を目指す。

今年8月から来年夏までに、東京、福岡、広島、札幌、仙台、京都、静岡、名古屋、鹿児島、岡山、金沢、高松、大阪の順に全国13会場で開催され、各回とも複数の講演者が出る予定。1地区につき700人から1500人を動員し、総動員数1万3300人を見込んでいる。

第1回目は三田キャンパス西校舎ホールで開催され、「よく学びよく遊び」をテーマに資生堂名誉会長の福原義春氏、作家の林望氏と、宮下啓三名誉教授が講演する。また、第2回目はアクロス福岡イベントホールで開催し、清家篤商学部教授、大谷俊郎看護医療学部教授と、池井優名誉教授が「これからの地域社会とスポーツ」というテーマで講演する予定だ。

聴講は誰でも可能で、入場も無料。ただし、事前にハガキかウェブでの申し込みが必要で、東京での開催分は既に締め切られており、福岡開催分は今月27日までに申し込む必要がある。その他の会場については順次発表される。応募者多数の場合は抽選になるという。