第79回関東大学サッカーリーグ戦後期の全22節が終了した。今年度1部昇格を目指してリーグ戦に臨んだ慶大であったが、結局2部リーグ5位に終わり、念願の1部昇格はならなかった。しかし、FW大河淳司(商1)が新人賞を獲得するなど、来期以降に期待を持たせる結果となった。なお、早大・専大の1部リーグ昇格、亜大・日大の2部リーグ降格が決定した。

 11月19日 第20節●
 【慶大1ー4早大】

 慶大は、この試合と他会場の結果次第では優勝と一部昇格の決まる早大と対戦。慶大は前半早々にOGで先制されたが、その後は幾度もチャンスを作る。だが巻(政1)のCKに頭で合わせた大河淳(商1)のシュートはポストに嫌われるなど、ゴールを奪えないまま前半を折り返す。

 後半は一転して早大がゲームを支配。開始後すぐに2点を追加すると、以後も攻勢を続けた。慶大は16分にカウンターから山田(経3)のゴールで一矢報いるのがやっと。逆に終了間際、早大はエースであり六月の世界ユースにも出場した兵藤のFKが鮮やかに決まり4点目。試合はこのまま終了した。

 敗戦を喫した慶大の一部昇格の可能性は消滅。一方、勝った早大は二位の専大が引き分けたため、優勝と一部昇格が確定した。

 須田監督「実力差通りの結果。大切なのは気持ち。それを残り二戦で出ないと、来季に繋がらない」