【記者の眼】ソッカー部2014年度総評

失点減少も セットプレー課題

52失点で昨季ワーストだった総失点は今季22まで大幅に減少。これはリーグで4番目に少ない数字だ。しかし、内訳をみると、前期での失点は7であるのに対し、後期では15と倍以上に増えている。要因の一つとしては、セットプレーの弱さが挙げられる。後期の筑波大戦、国士大戦はいずれも終盤までリードを保っていながらセットプレーからの失点により勝ち点を落とした。セットプレー時の守備の強化は、来季に向けての重要な課題となる。

今季の収穫として、須田監督は、「多くの2年生が経験を積めたこと」を挙げる。特に、リーグ戦で4得点を挙げた宮地(総2)は、FW、DFの両方で質の高いパフォーマンスを維持した。

逆に、3年生でコンスタントに出場を重ねたのが久保(環3)のみというのは来季への大きな不安要素だ。10番を背負った端山(総3)は、怪我もあり、昨季ほどの働きは見せられなかった。3年生は来季最終学年となる自覚を持って奮起する必要がある。

3年ぶりに出場したインカレでは2回戦敗退に終わった。関西王者・阪南大に0―3での敗北というのは、改めて全国のレベルの高さを思い知らされる結果となった。須田監督も、「今までは10年に1回全国に出られるかどうか、というレベルだったうちが3年に1回出場できるというところまできた。しかしこれではまだ日本一には届かない。この舞台での経験をもっと積む必要がある」とチームの全国での競争力不足を痛感した。全国の強豪と渡り合える力を身に付けるにはどうするか、そのためにはまずリーグ戦でコンスタントに上位に入るだけの力を付けていかなければならない。全国最激戦区の関東でそのレベルに達することができれば、おのずと日本一への道筋が見えてくるはずだ。今季の戦いで得た経験をどう生かすのか。慶大の日本一への挑戦は終わらない。 (木下俊亮)


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