慶應塾生新聞会 三田オフィス
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【走り続ける塾生】法学部2年 青木大和さん

■青木大和(あおき やまと) 「僕らの一歩が日本を変える。」代表理事。15歳にて単身渡米。米国の社会活動へ参加する中でオバマ選挙を目の当たりにする。日本と米国の若者の社会参加、政治参加の差を実感し、帰国後同団体を創設。新進気鋭の若手活動家としてメディアで取り上げられている。
■青木大和(あおき やまと)
「僕らの一歩が日本を変える。」代表理事。15歳にて単身渡米。米国の社会活動へ参加する中でオバマ選挙を目の当たりにする。日本と米国の若者の社会参加、政治参加の差を実感し、帰国後同団体を創設。新進気鋭の若手活動家としてメディアで取り上げられている。

「政治」を身近な存在に
未来を担う世代にできること

近ごろでは若者の政治離れが嘆かれ、選挙での投票率の低さが取りざたされる事も多い。そんな状況を打開しようと、日本の未来を担う若者を先導する塾生がいる。「僕らの一歩が日本を変える。」代表の青木大和さん(法2)だ。

「僕らの一歩が日本を変える。」(以下ぼくいち)は青木さんが高校生のときに設立した団体だ。代表的な活動としては、国会議事堂で高校生100人と政治家が討論する「高校生100人×国会議員」や、選挙権のない10代にiPadを用いて擬似的に選挙を体験してもらう「模擬選挙」の主催が挙げられる。選挙権がないために軽んじられ、政治に興味を失っている10代の若者に政治を身近に感じてもらうことをモットーにした活動を行っているのだ。

そのほかにも、「Boku1house」とよばれるさまざまな地域の高校生が、地元で気軽に政治について語れる環境をつくるプロジェクトもその一環である。この活動はアメリカやニュージーランドにまで広がっている。

青木さんがこの団体を設立しようと思ったきっかけは、15歳の時に留学したアメリカでの経験だという。受験し入った大学付属の中学には、当時すでにスポーツなどで世界へ羽ばたく同級生が多くいた。そんな同級生たちの話を聞くうちに勉強だけをしてきた今までの環境を変えたいと思い、留学を決意したそうだ。

アメリカにわたって驚いたのは、学生全体の政治に関する意識の高さだった。青木さんが留学した2009年は、ちょうどオバマ大統領が当選した年だった。学校の授業でオバマ大統領の演説を聞き、生徒たちで討論を行った。その時、生徒たち一人ひとりがしっかりと自分の意見を持っていることに衝撃を受けたのだという。アメリカの学生たちにとって政治や社会問題が身近な存在であることに青木さんは気づかされた。

日々生活をしていくなかで、誰しも政治には触れているものだが、それを身近に感じられないでいる。それは単に若者だけの問題でなく、一方通行になりがちな日本の教育に問題があるように、システム自体にも問題はある。そういった状況の中でもできることを青木さんは模索してきた。

団体を設立した当初から青木さんが持つ「政治が好きだ」という気持ちや、政治に向き合う姿勢は、ぼくいち全体の理念として受け継がれている。このように、何かを始めようという時には「自分の思いに素直に動くことが大切だと思う。始めたいと思った気持ちを忘れずに信念を持ち続けていくことや、自分のやっていることに自信を持つのが何よりも大事」と青木さんは話す。

塾生一人ひとりが自分に自信をもって社会に意見を発信することができれば、これからの日本は変わっていけるかもしれない。私たちの一歩は、日本を変えるのだ。  (向井美月)