医療イノベーション創出が目的

慶應義塾は10月、矢上キャンパスとSFCキャンパスが神奈川県横浜市と川崎市が共同で推進する「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」の対象区域に、追加指定されたことを発表した。この特区は、「個別化・予防医療時代に対応したグローバル企業による革新的医薬品・医療機器の開発・製造と健康関連産業の創出」を目的として国が指定。新たに13の区域を追加指定した。矢上キャンパスは「医療情報データベース整備と医工連携事業を推進」、SFCキャンパスは「漢方、東洋医学に関するエビデンス解明のためのビッグデータ解析事業の実施」を主な実施事業として挙げている。今回の指定を受け、より研究を発展させるという。

 今回の指定区域には新川崎タウンキャンパスや、慶大が参加する4大学ナノ・マイクロファブリケーションコンソーシアムが含まれている。また、以前から指定されている殿町区域の実験動物中央研究所では本学医学部との共同研究が行われている。