▼第三戦 ●
【慶大1―4早大】
 事実上の優勝決定戦となった第三戦は、前日の雨から仕切り直しの一戦となった。
 慶大の先発に指名されたのは中根(総3)。第二戦では、抑えとして早大打線を食い止めただけに好投が期待された。しかし、その立ち上がり、四球を与え出塁を許すと、適時打を決められ、先制点を奪われる。三回から登板した加藤も、本来の投球を発揮できずに二失点。一方、打線も四回に一死満塁のチャンスを得るが、一点しか返せず。また、八回には代打・金森が本塁打を放つも、本塁の踏み忘れにより、記録は三塁打に。あと一歩のところで得点を挙げることができなかった。投打ともに流れを変えることができず、二季連続優勝は目前で早大に阻まれることとなった。
 なお今季ベストナインには、捕手・岡崎祥昊、外野手・渡辺康平、金森宏徳が選出された。