「スタンダード」の背景と発展を紹介
「拡張するジャズ:講義編SUMMER 2013」が先月12日と16日に、三田キャンパス南校舎にて開催された。モデレーターは中川ヨウ氏、講師として若山邦紘氏と悠雅彦氏が招かれた。
同研究会は慶大アート・センターが主催しており、日本ジャズ評論の第一人者であった油井正一氏のアーカイヴを基盤とし、シーズン毎に複数回開催されている。今回のテーマは「アメリカン・ソングブックを生んだ作曲家たち」。1920年代のジャズ・エイジに生まれた「スタンダード」と呼ばれる数々の名曲の魅力と真髄に迫ることを趣旨としている。
講義では、さまざまなスタンダード曲を聴き、その曲の生まれた背景や、作曲家の生涯、そしてどのようにしてスタンダード曲が発展していったのかを学ぶことで、あまりジャズに触れたことがない人にも楽しめる工夫がなされた。悠氏は「紹介したい曲はまだたくさんあります。これからもスタンダードを愛してください」と講義を締めくくった。
同研究会は、高校生から年輩の方までさまざまな人々が参加し、参加者との討論も交えるなど、始終アットホームな雰囲気の中行われた。
同講義の開催情報は、www.facebook.com/keio. artcenterより配信。