セミの鳴き声が夏の訪れを感じさせる三田キャンパスの正午。清楚なワンピース姿で、美しい黒髪をなびかせながら登場してくれたのは、今月のキャンパスアイドル、小田純花さんだ。ぱっちりとした目と、持ち前の明るさが魅力的な彼女は、慶大通信教育課程の法学部2年生だ。

小田さんは、登校拒否の中高生を支援するボランティアをしている。取材当日も、多忙の合間を縫って三田キャンパスに来てくれた。「自分自身の経験から、中高生の話し相手になって、少しでも安らぎを与えられれば」と自身の活動を熱く語る。

大学生とカウンセラーの二足の草鞋を履く彼女にとって、通信教育の最大のメリットは学業とボランティア活動の両立ができること。「相手が落ち込んでしまった時に、すぐに会えるようにしたいので」「自分で時間を管理して、単位を取るのも大変ですが、通信を選んで良かったなって思います」と笑顔で話してくれた。




趣味は持ち歩くほど大好きな動物のフレークシールを集めること。動物のシールを集めることが彼女にとっての癒しだ。思いやりの深い彼女はあまりにも動物が好きすぎて、ペットショップにいる動物たちが閉じ込められている様子を見るのは嫌だという。

一人暮らしの彼女の特技は、料理。自身のことを面倒くさがりだと語りながらも「自炊を頑張っています」と笑顔で答えてくれた。

取材中の言葉の端々にも優しさや思いやりがあふれていた小田さん。彼女はこれからも、数々の悩める中高生を導く女神のような存在であり続けるだろう。

 

(おかだん)