開放予定のプール

近年、青年の体力低下が指摘されるようになってきており、運動嫌いの学生が増えてきている。しかし、慶大では体育を受講する学生の人数が、ここ数年増加している。そうした動きを支えているのが体育研究所だ。

所長の植田史生氏は近年の学生の運動不足について「体育への興味の低下や、高校での専門性のない体育教育の在り方が大学生の体育履修者減少につながる原因の一つではないか」と分析する。だが体育研究所では「HPの刷新やパンフレットの作成、多種多様な種目を提供することで体育の履修者が増加した」そうだ。また、大学の体育と高校の体育の違いは「専門性の高さにある。大学の体育講師たちは教える種目のプロなので、一生残る技術を身につけることが可能になる」と言う。

体育研究所は、体育の授業を行うだけでなく、塾生、教職員、地域の住民をも対象としたスポーツイベントやスポーツに関するシンポジウムなども行っている。

また、体育科目を履修していなくとも運動ができるイベントが体育研究所によって多数準備されている。今年度は5月7日からトレーニングルームを塾生、教職員向けに開放予定だ。プールの開放も予定されている。

さらに6月8日からはバレーボール大会、7月6日からは塾長杯フットサル大会の開催が予定されている。

今後は塾長杯バスケットボール大会、新春塾内卓球大会などの塾生向けのイベントや、地域住民も参加できるヨガ&ピラティスやエアロビクスの公開講座、テニスクリニックなどのイベントも予定されている。詳細は体育研究所の公式HPに書いてあり、随時アップされる。植田氏は「これからも感動を生む体育を実践して、未来を切り拓くための行動力に溢れた塾生を育てていきたい」と話す。

福澤諭吉はかつて「先ず獣身をなし而して人心を養う」と説いた。健全な体なくして勉学は成り立たない。運動不足に悩む塾生や教職員の方々は、この機会に是非体を動かしてみてはいかがだろうか。      (在間理樹)