大差で圧倒、実力見せつける
第82回早慶レガッタ対抗戦が先月21日、隅田川で開催された。今年度から以前に比べ750㍍長い3750㍍で競うこととなった。慶大は、最終種目の対抗エイト(9人乗り、3750㍍)で早大に7艇身差という大差をつけて2年連続の勝利を収めた。
当日は悪天候でコンディションが悪く、さらにコースのカーブの関係で10㍍後方からのスタートとなり、慶大にとって不利な状況であった。
しかし慶大はこの悪条件をものともせず新大橋上流をスタート後、快調に飛ばし序盤で早大に追いつくことに成功。一時は早大にリードを許すが、両国橋を過ぎてから徐々に差をつけ始める。早大も懸命についてゆくが、慶大がさらに差を広げてリード。
中盤に差し掛かってもペースを落とすことなく、順調に吾妻橋を通過。終盤に入る時点ですでに約4艇身の差をつける。慶大は終盤も疲れを全く見せない漕ぎで早大の追随を許さなかった。ゴール地点の桜橋上流付近を13分53秒68で通過。24秒差をつける圧勝で8年ぶりの2連覇を果たした。
レース後のインタビューで主将の根本(商4)は「ハードな練習を繰り返して自分たちの中でレースに対する不安や悩み、迷いを払しょくしてスタートにつけたのが最大の勝因だった。勝たなければいけないというプレッシャーもあったが、良いプレッシャーにして楽しむことができた」と対抗戦を振り返った。 (坪﨑駿悟)