パウンドケーキで東北支援

第一校舎の121の教室を入ると、とびっきりの笑顔でパウンドケーキを提供するブースがある。ユネスコクラブが運営する「wish on the dish」だ。
コンセプトは「食から日本を支えよう」。東北の農作物の風評被害にどう貢献できるかを考え、実際に東北の食材を使ってパウンドケーキを手作りしている。使用されている東北の食材は福島県のりんご、茨城県のさつまいも、山形県のだだ茶豆(ずんだ)の三種類。その中でも、おすすめはずんだ。東北名物であるのはもちろん、豆の風味をしっかり味わうことができるとのこと。
普段の活動は被災地支援、スタディツアー、講演会の三本柱で行っているユネスコクラブ。今回はその三本柱に沿い、初の出店を決めたそうだ。
今回の収益の使い道について「まだ具体的には決まっていませんが、今後の東北に関する活動に生かせたら」と西村英恵(政2)さんは意気込みを語ってくれた。
東北食材を使用したパウンドケーキを味わうことで、三田祭から東北支援を再び考えるきっかけを得られるかもしれない。
(山見紗英子)