部員たちによる合作

三田祭の喧騒の中、落ち着いた空気の流れる場所がある。第一校舎2階123教室、華道会の展示ブースだ。代表の片岡弥生さん(経3)にお話を伺った。華道会は草月流という流派で、数ある流派の中では比較的自由な流派だそうだ。和風の花も洋風の花も使うが、フラワーアレンジメントとは違って、線対称にならないなど、決まった型がいくつかあるとのこと。

しかし三田祭の展示では自由型で、各部員の個性が生かされていた。四日間おなじ作品なので花が枯れないよう気をつけているそうだ。また部員の合作も展示。季節感を意識していて右側に赤色を、左側に緑色をもってきつつ、両側を輪でつなぐことで流れるように融合させた作品となっていた。

また、展示を見た人にはコメントを書いてもらっている。「固いイメージのある華道だが華やかで身近なものに感じられたという感想が多かった。これを機に、華道に興味をもつ人が増えてほしい」と片岡さんは期待した。(草尾依里子)